校長あいさつ


みなさん、こんにちは。

本校は、福島県浜通り地方最北端の町である新地町の南側に位置しています。
学級数7、全校生158名、素直で元気いっぱいの子どもたちが通う学校です。

旧国道6号線の西側に見える、ミニキャンパスを思わせるデザインの建物が校舎です。
校舎は、平成13年に建てられましたが、オープンスペースを広くとった教室棟、吹き抜けの多目的ホールや図書室はとても開放的で、多面的に学習活動が展開できるスペースとなっています。
特別室棟と体育館は別棟になっており、敷地内の屋外通路を通って移動します。通路脇には野外ステージも設置されています。
これらの施設は、社会体育や放課後児童クラブなどにも利用されるとともに、様々な学習活動を工夫・展開できる可能性に富んでいます。

平成23年に起きた東日本大震災では、学校自体は地震・津波等による被害が最小限で済んだものの、町全体としては大きな被害を被りました。その災害から立ち直ろうと復興に向けた取組みが急ピッチで進められているところです。
そして、子どもたちも心のケアを受けながら明るさを取り戻し、震災前のように元気に活動できるようになりました。
この間、全国各地からたくさんの支援を受け、勇気づけられたことは、子どもたちを震災から立ち直らせる大きな力となりました。私たちは、そうした温かい心に深く感謝しながら精一杯教育活動に取り組んでいるところです。


さて、本校は「かしこく やさしく  たくましく」の教育目標のもと、本年度の重点目標「1UPプラス ~つなぐ~」としました

    ※「つなぐ」とは
     学んだ知識や技能を、異なる場面や状況で使うことにより、未知なる場面・状況であっても活用できる思考力・判断力・表現力が
    身についてくる。また、学んだことが日常生活とつながっていることを理解させることで、学習の価値が分かり、学習意欲の向上に
    もつながっていく。
     教師は、そのような場を意図的に作ったり、思考をつなげるような働きかけを行ったりする必要がある。



では、本校の特色ある教育活動のうち、2つを紹介します。

1つ目は、総務省及び文科省の事業を受けた「ICT活用」を図った授業の充実に、町内全ての小・中学校が取り組んでいることです。
全ての教室に電子黒板や大型テレビを配置するとともに、タブレット端末機が一人一つずつ使用できるよう備え付けられています。
それだけでなく、これらICT機器の活用を支援するICT支援員2名が配置され、授業の充実を支援してくれます。学校・教育委員会・関係企業等の連携により、子ども一人一人の活用能力と学ぶ意欲、思考力、判断力、表現力を高め、福島の未来を担う人材育成に努めています。



2つ目は、「花いっぱい運動」を中心とした緑化活動、学校環境整備の充実に努めていることです。
本校は、昭和51年に「新地町緑の少年団」を発足させて以来、伝統的に緑化活動や花いっぱい運動に取り組んできました。
震災後、原発事故の影響により、放射線の不安から屋外活動が規制され、しばらくの間、緑の少年団活動も思うような取り組みができずにおりました。しかし、子どもたちの明るい心を取り戻すためにも花いっぱいの学校づくりは続けようという共通理解に立ち、放射線を正しく理解しながら、自分たちにできる活動を進めてきました。
その成果が認められ、福島県知事賞や全国花のまちづくりコンクール最優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞することができました。
本年度も、地域の方々にもご協力をいただきながら、花いっぱい運動を進めて参ります。


未来を担う人材育成、豊かな心通い合うまちづくり・人づくりへの貢献。
駒ケ嶺小学校は、これら目標をめざし、日々教育活動に励んでいる学校です。


新地町立 駒ケ嶺小学校長 遠藤 和宏